溺愛先生 2019-12-05 21:51:06 |
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へへ、兄ちゃんが一緒に頑張ってくれて応援してくれたからな。はる兄が居なかったら完食は出来なかったよ。
( パフェを全て完食して頭を撫でられるとまた耳が出てきそうになるのを堪えて嬉しそうにして、再度相手が居てくれたおかげだと無邪気に笑って。相手が零してくれた気持ちも心の中ではちゃんと分かっていたが口にされるのは段違いに嬉しくて安心出来て、ほわほわとした空気を纏い相手を見ていて。「…いいのか?ありがとう!じゃあ早速のんでみる!」珈琲を飲みたいと言うと相手は嫌な顔をせずにさっきまで飲んでいた珈琲を差し出してくれて、それだけじゃなくて色々と気遣ってくれて。かっこよくて優しい相手に惚れ直しながらパッと表情を明るくさせてはカップを受け取って。相手とは利き手が一緒なのでカップを持ったときに飲み口が同じになる。手に持ったときに初めてそれに気付くも小さいころから食べ物をシェアしてきたこともあって抵抗はなくて。しかし小さい頃“兄ちゃん大好き”の好きとはまた気持ち的には違うので少しドキドキして。まだ少し湯気のたつ珈琲をみつめてフーフーと息を吹きかけて冷ましては「兄ちゃんとの間接キスいただきー!」とふざけて見せてから黒茶色の液体を流し込み。「……うげぇ…苦っ。」口の中に広がる独特の苦み。自分にはまだ早かったようでカップをテーブルの上に置くと渋い顔を隠さずに舌を少し出して )
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