溺愛先生 2019-12-05 21:51:06 |
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ええー…分かった。はる兄が作ってくれるものなら食べてみるよ。
( ブロッコリーを自分が食べやすいように何やら考えてお弁当に入れてくれると聞けば、始めは不満げに口を尖らせるも大好きな相手が自分をおもって作ってくれるものなら嬉しくないはずがないのでニッと笑ってトーストを齧りながら食べると頷いて。『ちょっと私だってアキのこと考えて作ってるのよ?』と呆れる母親には「母さんのも美味しいよ。ごちそうさま。」とブロッコリー以外の食べものを綺麗に完食して食器を重ねて台所の流しに持っていき。「行く…!登校中も兄ちゃんに変な虫が寄り付かないように俺が見張ってないといけないからな。」相手の言葉に元気よく返事しつつ早速相手が用意してくれたコートに袖を通してマフラもグルグル巻に首に巻いて、鞄の中に大事に弁当箱をしまって。登校は相手の車なので見張りというのもおかしいが、相手と少しでも一緒にいることでまた新しく恋人が出来たとしてもすぐ知れるようにする意味もあって。「兄ちゃん、準備できたぞ!」全ての準備を整えると耳と尻尾をシュンとしまって人間の姿へとなり、玄関で靴を履きながら相手に声を掛けて )
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