溺愛先生 2019-12-05 21:51:06 |
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はは、確かにはる兄の母ちゃんあんま笑ってるの見たことないけど兄ちゃん大好きってのは分かるぞ。あー…あの土産はまともなのもあるけど俺個人のは変なのあったかも。でもイグアナの貯金箱はお気に入りで使ってる。( ポーカーフェイスと聞くと確かに相手の母親はあまり感情が表情にでないなと思い頷き。でも人間も動物も愛情を注ぐとき独特のフェロモンを発して、それは怒りの感情や悲しい時もそれぞれ違う匂いのようなものがある。半獣の自分は嗅覚が敏感だからなのか動物性が強いからなのか、全てではないがその微妙なフェロモンを感じられる時があって、相手の母親が相手を見るときのフェロモンはいつも甘くて良い匂いがするので、相手の母親は相手のことが大好きだと自信を持って頷きニッと笑って。そして相手の父親、確かにあの人も変わっている。たまに自分の家にも海外のお土産を送ってくれる時があって、家族に対しては割とまともなお菓子だったりするのだが、自分宛のは何処かの民族のお守りだったり置物だったりしたなぁと思い返して。その中でも超リアルなイグアナの貯金箱は勉強机の上に鎮座しておりお気にいりだと嬉しそうに頷きつつ、相手はもっといろんなものを貰っていそうなのでクローゼットの中身を想像しては可笑しそうにクツクツ笑い。それからボーリングを先にすることが決まり二人で準備しては外へと足を進め。外に出た瞬間尻尾と耳を引っ込めると渡されたヘルメットを嬉しそうに受け取り。「俺、兄ちゃんのバイク乗ってるところ好き。超かっこいいから。…おう、ちゃんと掴まるよ。えへへ、兄ちゃんの後ろ久しぶりだなぁ」ヘルメットをしっかり装着してからバイクに跨る相手を見てはその様になるかっこいい姿に胸をときめかせつつ後ろに跨って。普段も普通に相手に抱きついたりすることはあるが、最近は気持ちや年齢の問題もあってその回数も減っている。でも今は遠慮なく相手に抱きつけると思えば頬が緩み、えへへと笑いながら相手の腰に腕を回してギュムと抱きつき嬉しそうに笑って。そして目的地へ向かう途中、ちらりと後ろから相手の運転姿を盗み見てはドキドキと鼓動を早め「…兄ちゃん…好き、」と小さな声で呟いて。エンジン音もしているしヘルメットもしているからきっと聞こえない。でも聞こえていて欲しいという矛盾した感情を抱きながら腰に回す腕の力を強めてギュッとして )
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