*匿名 2019-12-01 19:09:20 |
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オリヴァー・キャンベル
( 見ず知らずの相手の身を案じるという彼女の様に、あまりにも危機感がない事への要らぬ心配か何なのか、つい世話を焼いてしまった。ただ家の中へと招いたところで、普段は側近達に任せつつある客人のもてなしなどを自身がそう簡単に出来るはずもなく。慣れない手つきで洋菓子類を用意して近くのソファーに腰掛ければ、事情を話し始めた相手に真剣な面持ちで耳を傾けていたが、「まさか、女に自ら髪を切らすような王子が居るとはな…」髪は命だと言う女性も少なからず居るというのに、と次第に苛立ちを覚える。舌打ちの代わりに息を吐いて切り替えるように相手の元へ歩み寄り「そんな下衆から逃げてきたお前の判断は正しいが、これからどうする?」今は短くなったその赤い髪を撫でて )
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