義賊のギルス 2019-11-25 23:28:40 |
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(/なるほど自己犠牲が強いのですね。つらい過去を乗り越えた故の優しさ、素敵だと思います。ギルスさんの優しさをアレックが受け継いでギルスさんに返せていけたらと思います。ギルスさんの身の上の話も聞けるときを楽しみにしております。では背後はこのあたりで退かせて頂きますね。また後に展開など相談に参上する際はよろしくお願い致します…!)
( 此方のサインをすぐに汲み取ってくれた彼に引き寄せられると少しだけトクリと心臓が跳ねると共に助かった…と安堵の溜息をそっと吐き出す。相手と店主の会話を聞いておればどうやら昔馴染みの仲のようで、『 やれやれ…アンタには敵わんねェ… 』と店主が頭をガシガシ掻いて笑いながら店の奥へ引っ込んで行くのを見送りつつ、彼が選んで渡してくれた装備品やらに視線を落として「 ありがとう、助かったよ。…駄目だな、店主への対応もだが装備品選びもまだまだ貴方に頼り切りだ。…だが分かった。次回からはなるべく自分一人で出来るようになって、もし分らなければ聞くようにするよ。……着替えてくる。 」己の至らなさに焦ってはいけないと分かっていても自嘲の笑みが零れるが、こんな己に丁寧に一から冒険たるを何か教えてくれる相手の気持ちには応えたく、また志は折れてはいないため視線を上げては、美しく輝く赤茶色のトパーズを思わせる彼の瞳をまっすぐに見詰めて強い意志をもって頷いて。それから着替えるスペースがあるのを教えて貰うと礼を添えてそちらへ向かう。今着ている王族の服をするりと脱げば、右肩の古傷が露わになるも正直この怪我の原因を自分はあまり覚えていない。まだ幼く小さかったときに出来た傷だとは聞いているがその時の記憶は朧げで。傷は気にせずに相手が用意してくれた服に袖を通せば、王族の服と比べどうしても着心地は劣るが、自分の体にフィットした服は動きやすくて肩の荷も降りる気がすれば気持ちも幾分楽になって小さく微笑み。胸元のペンダントの先を服の下にいれて他の装備品を着用していけば最後に自分の愛用する王族の紋章が施された剣を腰に下げて、着ていた服を軽く畳んで腕に抱えると着替えるスペースから出て相手の元へ向かい。「 待たせたな。…そのどうだろうか。ちゃんと剣士らしく見えるか?…あとこの剣だがこのままでいいだろうか?」王族が剣士の格好をしたところで不格好に見えないだろうかと不安と気恥ずかしさの含む瞳で相手を見て、続けてパッと見て王族の者を分かる剣を持っていても大丈夫か問いかけて )
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