主 2019-11-25 17:23:44 |
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…あぁ、そう(泣いているのか両手で目を覆っている彼を不思議に思いつつカップに口をつける。いつもより甘く感じられた珈琲の味と、彼の発言に一瞬微笑んで)まぁ、なんで安心したのか知らんが…目の前で泣き喚かれるよりはいいか(フンッと鼻で笑うと『ちょっとトイレ』と一言言い、部屋を出る。正直言って彼があんなにもポジティブだとは思わなかった。そして彼に一瞬危機感を感じた。もし売れてこの家を出ていってしまったら……いや、それでいい。彼はあくまでも家政夫だから。永遠にここにいることなど有り得ないのだから。自分に言い聞かせるように心の中で唱えると、トイレのドアを開け、中に入る)
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