主 2019-11-25 17:23:44 |
通報 |
(己の唇を噛み、師匠の一つ一つの言の葉を噛み締める様な相槌を。作品に対する的を射た心証を淡々と語ってくれたが、それは"作家"伊吹 亜生と、俺の"センセイ"としての伊吹 亜生。双方の観点が織り交ぜれた、如何にも彼らしい返答で。先程から胸にふつふつと湧き上がっていた不安は消え失せ、自然と顔が綻んでしまう。作中の登場人物の醜い感情や酷過ぎる事の顛末をオブラートに包むのは明らかに俺の手癖に違い無かった。師匠が自分の弱味や性格をしっかりと把握してくれているのが本当に心強く、『今のお前には』というニュアンスに背中を押された気がして)頑張りますから!!センセイが指摘して下さった"優しさ"が凶と出ない作品を書き上げて!………えっと、それ聞いたら俺ってば…………凄く安心しちゃいました……(もしも彼に嫌われたら。少しでもその可能性を想像してしまった反動で込み上げた目の縁の水は両手で覆い隠しておこう)
トピック検索 |