鬼殺隊員 2019-11-25 09:14:19 |
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宇髄 天元
(自身を見るなり倒れてしまった愛弟子である相手の容態がよほど心配なのか相手の眠る一室に近い縁側で暮れ行く夕日をぼんやりと眺めていたが襖が開いた音から察するに相手が目を覚ましたのだろう。ゆっくりと後方を振り返り深く頭を下げる相手の姿に安堵から綻んだ笑みを浮かべて、此方の手を煩わせてしまったと反省している相手を気にする素振りもせずに立ち上がり相手の目前に歩み寄れば今はもう一本だけになってしまった腕を伸ばし相手の肩をぽんと叩けば労う様に柔らかな声音で話し掛けて)
よぉ、やっと目覚ましたか…そんな風にかしこまんな頭を上げな…柱稽古はよっぽどこたえたらしいな
朝桐 さざめ
っ!…(いつも通りの面持ちで淡々と告げられた言葉に自分の力では無残に対抗する駒にすらならないのかと眉を寄せて悔しさに表情を歪め唇を噛み締めては掛ける言葉を失ってしまっていたが柱稽古を乗り越えた今、相手が思うよりも自分は成長していると心の内で己を鼓舞すればぎゅっと握り拳を作り顔を上げて相手を見据えてはまるで胸倉に掴みかかる勢いで更に距離を縮めては静かな竹林に響く程の怒声をあげては口数少ない相手を捲し立てるかの様に言葉を続けて)
納得行きません!柱までには行かなくとも私は十分お役に立てる力を持っていると自負しています!…それに何よりあの柱稽古だって最後まで到達し耐え抜きました、なので考えを改めて下さい!
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