図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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──え、あ、うっ、うん…!
(自信がなくて不安だった気持ちが相手の言葉によってどんどん軽くなっていくようで、思い悩んでいた表情が次第に明るくなっていき、安心して少し油断しているところに、寝言でも何でもなく現実でハッキリと〝好き〟と告げられると、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして相手を見つめ、一瞬にして頬が真っ赤になり、ぼーっとしたまま返事をして)
え、えと、本当にごめんなさい、最初の矢のことを思い出して決めつけてしまって…桐島さんに何かあったんじゃないかと思って、不安になっちゃったんです。で、でも、桐島さんのお師匠様がそんな酷いこと、するわけないですよね──失礼なこと言っちゃって、すみませんでした…。
……お師匠様、まだ怒ってる…?
(促された通りに、申し訳なさそうにしょんぼりと落ち込んだ表情でぺこぺこと頭を下げ続け、自分の中では誠意を込めて謝罪したつもりではあるものの、相手の師匠の反応が分からないので余計に不安になり、顔を上げて相手の方をチラリと振り返り、おそるおそる尋ねてみて)
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