図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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ッ、…す……好き…!!…だ、だけどっ、桐島さんはあたしに興味ないから…あ、も、もちろん、そんなの当たり前だし、早く出ていって欲しいって事も、とっくに知ってるから全然、全然……で、でも──あたしになんか興味ないって、知ってたとしても、あたし、単純みたいだから……あんまり近付かれたり、き、キスとかされたら、勝手に、期待しちゃいそうになるの……!
(向けられた悲しい顔に胸が痛み、相手のことが嫌いだと誤解されるのは絶対に嫌で、ここまで素直に打ち明けてしまえばきっとキッパリとふられてしまい、もう此処には居られないだろうと察しつつも黙ってはいられず、逸らしていた顔をしっかりと相手の方に向けると、恥ずかしさに頬を染め、拒絶される恐怖に声を震わせてところどころ言葉に詰まりながら、無理矢理に笑って明るい雰囲気を装い、早口で言い切って)
………っ、
(涙を流す目の前の相手の姿を見ていると、無性に抱き締めたい、もっと近付きたいという気持ちが芽生えるものの、今の状態の相手につけ込むような勇気はなく、初めて抱いた感情に戸惑いながらも、相手の事を大切で尊い存在なのだとはっきり認識し、ただそっと頭を撫で続けて)
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