図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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それな,俺も真面目に悩んでる。
色々あったからな,俺自身にも。
(以外に真剣に悩んでいるらしく,胸元に抱き寄せてきた相手の頭を押さえ,今自分がしている冷たい目と震える指先を隠し,星の流れる空を眺め,しっかりと,大事に智代子を抱きしめて)
あー,いや違え,お前は魅力的っつーか,俺の目が腐ってる。(ニヤリと振り返ってそう悪態をつき,部屋から出て行って)
んっむ……
(唇を重ねると,先とは打って変わって全く控えめなキスで,一応人工呼吸という体裁を保っていて)
む……俺と同じような事言いやがって。
愛想笑いも大事だぞ,俺はよく知ってる。
(またもや相手の知らぬ己の過去を思い出しているようで,遠い目をしながら経験者の声で言って)
______やらかした,やらかしたぞ俺。
未来の俺よ,今の俺を許してくれ………
…なぁ,詩奈,もし,もしだぞ?
俺の子供孕んだりしたらどうする?
(頭を抱えつつ己の撒いた種で苦悩し,震える手と恐怖で萎縮した目線を相手に向け,まだ知らぬ相手をしっかり騙そうとしていて)
んー,次はないぞ?
(相手を見て,本当に次はないと本気で言っていて)
よーしお前絶対あれだ,初めて奪ってやる。
あとお前いつかは知らんけど,彼氏出来たら家出てけ。
(一気に話が飛躍するものの,これが一番いいと一瞬で判断し,野菜を鍋に入れると細かな調節しながらそう言って)
だめだ,俺が原因なんだから,娘に怪我をさせるとか俺最低だ……くそ。(圧倒的な自負の念に駆られ,珍しくとても落ち込みながらそう言って)
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