図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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んんっ…ぅ…さ、三郎さん…意地悪ですよう…(ぞわぞわする感触に頬を上気させ、悩ましい声を漏らし)
「自我が死ぬことは=その人の死です…大丈夫な訳がないじゃないですか」(ジトっと相手を軽く睨むようにみやって)
私の血族…ですか…(相手の言葉に自分が異質な力を持っているという事実のせいか、もしも関わりのある一族だったならと気が気ではなく、俯いて)「それはないと考えていいです…私は前に神崎家について調べましたが、元は神裂(カンザキ)と呼ばれる一族であったようです…神裂の家は代々、特に女子が生まれつき人ならざる力を持って生まれることが多く昔はその力を使って各地の邪を祓う歩き巫女をしていたようですね、そしてそれがこの地に定住して今の神崎家になったということです…ただ…いえ、これについては気にする必要はないでしょう…」(二人の危惧しているようなことは無いだろうと話したが、最後に少しだけ言葉を濁して)
『パパがそう言うなら…しっかり自分で考えます…』(結局は相手の意見をそのまま受け止め、主体性のなさは相変わらずで)
「パパはそこまでわかっているんですね…確かに今無事なのは結果的には自分の力かもしれませんが、苦しい時不安な時我慢出来たのはパパがそばにいてくれたからです」(こちらからも背中へと手を回し、すり寄って)
あはは…そもそもあの頃のちょこが見えたのは三郎さんだけでしたし、縁も因果も他の人だとそれ以前の問題でしたね。ちょこを見つけてくれたのがあまりにも嬉しくて適当な口実つけて喧しいぐらい三郎さんに絡みにいったのも今となってはいい思い出ですねー(腕を組みうんうん、と頷きながら当時に想いを馳せ)
…えっ、えっ…えええええっ!?そ、そんな、三郎さん、ちょこはまだ心の準備というものがですね…えと、気持ち的にはオッケーといえばオッケーなんですけど…あううううっ…(落ち込んでいたのが嘘のように顔を真っ赤にしてあたふたしていたが、結局は抵抗も何もなく相手の腕の中で大人しくしていて)「…詩奈、今日は夕飯は外に食べに行きましょう…」『はい…それなら美味しいハンバーグ食べたいです…』(二人して空気を読んでそそくさと出かけていき)
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