騎士団長 2019-11-22 18:50:24 |
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(/幼い頃は名前で呼び合っていたとの過去設定、とても暖かいのに切なくて非常に素敵です…!是非取り入れていきましょう…!レオニダス側としては、今のルークさんが自分へ他人行儀に振舞う事に対して、それが二人の立場上当然の事だと頭では理解していても、心がどうしても寂しさを感じてしまっていて、せめて二人きりの時はあの頃の様に名前で呼び合えればと密かに切望している、というスタンスでもよろしいでしょうか?)
――王の命令を勿体ぶるとは感心せんな。(まさに覆水盆に返らず。 ふと口をついて零れ落ちた言葉は、王と騎士の間にある忌々しい差異を、図らずもこれでもかと知らしめるものになってしまった。取り返せないものへ縋るような女々しい真似はせず、そっと横を向いて目を伏せ「 …嫌、悪かった。 言葉の綾だ 」潔く失言を認め、 再度相手へと視線を戻し。距離が縮まる事で濃くなった血の香りに、眉間に刻まれる皺が一層深くなる。一体どこの誰が、愛しい我が騎士に傷を付けたのか。そんなエゴ剥き出しの怒りは胸の内に秘め「 俺はお前と対等で在りたい 」じわじわと赤に浸食されてゆく包帯をゆっくりと解きながら、口にしてはならぬと理解した上で堂々と言い切ろう。完全に解けた血塗れの包帯にあろうことか唇を寄せ「 …王の酔狂な戯言と笑うか? 」口許は薄い笑みを描くも、射貫くような真剣な瞳は揺らぐ事無く相手を見詰め)
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