騎士団長 2019-11-22 18:50:24 |
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(/此方の一方的な我儘にも関わらず、ご寛大な対応誠にありがとうございます…!此方に対しても、萎に該当する部分や絡み難い箇所が御座いましたら、遠慮なくいつでもお声掛けくださいませ。
早速本編へお返事させて頂きました、此方こそ今後ともよろしくお願いいたします。)
――……。( 書面から顔を上げ窓の外を見遣る。差し込む光に溜息が零れたのは、それ1枚で多くの食料や物資が動く事への重責か。それとも、もう2日も愛しい騎士団長の姿を目にしていないからか。広すぎる書斎ゆえに、己が座すデスクから扉まではかなりの距離がある。それでも廊下の向こう側から近付いてくる鎧の音は耳に心地よく「 入れ。 」と短くノックに応えよう。扉が開いた瞬間に漂うのは、生臭さの残る鉄の香り。僅かに眉を顰めたのは、貴方に再び相まみえた喜びに頬が緩まないようにする為で「 御苦労。我が騎士団の損害は極めて軽微の様だな 」椅子から立ち上がり傍へ寄りたい気持ちを抑えながら、先ずは労いの言葉を何時もの落ち着いた調子で告げ「 詳しい事は報告書へ認め、直々に吾(あ)へ提出せよ。それは明日で構わん、兎に角鎧を脱いで湯浴みをしろ。…お前達は下がれ、団長に用がある 」貴方の部下もいる手前、大袈裟な余所行きの一人称を使いながら、さりげなく騎士団長以外を部屋から追い出す命令を下す。全ての部下達が退室し、廊下の奥へ過ぎ去るのを音で確認してから、漸く口を開き )……寄れ、ルーク。傷を見せろ
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