ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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…!おう、任せとけ!
( 犯人はあと残り二人、そして振り返ってみれば相手はいつの間にかコンテナの上にいて。きっと残り二人…いや五人同時に犯人が襲いかかろうとも相手なら軽々と男たちを地に伏せることができるだろう。それでも自分に任せてくれたのが嬉しくて、さっきのマイナスな思考はどこかへ吹き飛び、ニッと口端を上げるとまず真っ向から向かってきた男の脇下と肩を掴み、合気道の技の一種で男が此方に向かってきたときの力を利用して投げ技を繰り出すと自分よりも体重の重たい男を地に叩きつけ。男が伸びたのを確認すればあと残りは一人。コンテナの上、相手の背後から鉄パイプを振りかざす男。丸腰の相手に武器を使うなんて男が廃るし、男は相手が鉄パイプに気付いていないと思っているのかシメタという顔をしていて。おめでたい奴だなぁと思いながら、もしかしなくても相手が本当に男に気付いていなかったりという不安も少しあり、すぐに自分もコンテナに向かえば持ち前の跳躍力で二弾飛びしてコンテナの上に跳び立つと間髪を入れずに男の横腹の動けなくなるツボに蹴りを入れて。『…オ゛え…』とカエルが潰れたような声で倒れていくの男。鉄パイプがコンテナの上を転がっていくのを背に手をパンパンと払っては相手にドヤ顔を向けて。「へへ、俺もやれば出来るだろ?…あとはコイツらを警察に突き出すだけだな。」と得意げに笑うも、自分の背後でむくりと動く影が。それは先程自分が的確にツボをついて伸びたはずの鉄パイプ男で。人間離れしているのか軽くキメているのかは定かではないが、背後でゆらり動く気配に自分は気付くのが遅れてしまう。気付いたときは鉄パイプはすぐそこまで迫っており、避けたら相手に当たってしまうかもと思うと動けずにいて )
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