ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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…これは素晴らしい…ここまで状態の良いものは早々ないですね
( 手に取り商品を隈無くチェックする。買う気があるフリをすれば店主が嫌な顔をしないのは当たり前だが、きちんと商品を褒めることも忘れない。買う気はもちろんないがとりあえずこう言っておけば気を良くしたのかこれはカモれると思ったのか店主は『御兄さん、お目が高いね!イケメンだし!隣の御兄さんもイケメンじゃないの!これ特別なルートから取り寄せたから状態はかなり良いんだよ!買うなら今だよ!現品限りで売れたらそれで終わり。今買わないと勿体ないよ!このくらいの状態のやつなら五万は下らない所、うちでは破格の三万だよ!御兄さんにはこれも見せちゃう!すんごいレアの…』ニコニコ笑いながら嬉しそうに捲し立てて。そしてこれも見せると店主が持ってきたのは小さなポーチ。それを手に持てば「…ほう…これも素晴らしい…凄いな店主。こんな偽物どこで仕入れて来たんだ?○っチにここまで小さなポーチは無いし…それに良く見たら色々作りが荒いんだよ。パッと見た感じじゃ間違えて買って行く奴もいるかもな?俺は興味はないが知識はある。ずばりこれは偽物だ」『い、嫌ですね…お客さん。こんな所で偽物なんて売るわけないじゃないですかー』自分の攻撃と追撃に店主はしどろもどろになりながらも何とか誤魔化そうと必死で言葉紡いできて。「…こんな所でしか売れないから売ってるんでしょう?あんた、相手が俺じゃ…部が悪すぎだよ…観念したら?…あ、こんな所まで御苦労様です。この人、偽物のブランド無断で売っていますよ」たまたま通りかかった警察官にそう声をかけて伝えて。隣にいる彼に“行くぞ…”と声をかけて足早に事務所家へ向かって──)
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