ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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指先が切れただけだ…問題ない。それよりお前もどこか痛めて……、………
( 痛みはもちろん感じている。切れた傷口が熱を持つようにヒリヒリしてズキズキと痛む。しかし相変わらず痛覚はないのではと言うほどに一切表情は変えずに問題ないと口にして。それよりも彼の方が気になる。カッターの刃に気づくよりも前に確かに彼は痛いと漏らしていた。どこか痛めたのではと問おうとしたその瞬間、怪我をした手を掴まれ赤い血の流れる指先を躊躇も惑いも見せずに自らの口腔へと含み咥えた彼に僅かに目を見開き、口を噤んで。温かな口腔に包まれちゅうっと指先を吸われれば傷口に彼の唾液も入って滲みて新たな痛みを生むも吸われることにより傷口が圧迫されて痛みが籠るようでヒリヒリした痛みは和らぐ。というかそんなことより彼の血液型は何だったか…己と違う血液型ならこういう行いはあまり宜しくはないわけで。血液型が違う者同士は輸血が出来ない。違う血液型の血が体内に入れば体が受け付けないのは当然である。彼は此方を心配し咄嗟の行動なのは火を見るより明らか。幸い傷口は綺麗にパックリ切れているため最初こそ血は出るがすぐに止まってくれるだろう。様々なことが脳内駆け巡りその着地点へ行き着けば今度は別の感情が生まれてくるわけで。悪戯に目を細め口腔に収まる指を動かし上顎や舌に擦り当てて。彼の一連の動作で痛めた所を足だと推測し「…光輝、お前も足、か…?痛めてるだろ?どこだ…?」口角も上がり反対側の手は彼の内腿に触れてはツツー…と膝に向かい這い下りていき )
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