ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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それは楽しみだな…。
( 彼が麻婆でも何でも自分の好きなものを作ってくれると告げてくれれば口元に笑みを浮かべて楽しみだと口にする。でも彼はこれまでも自分が食べたいと言ったものは作ってくれている。どれほど手間がかかり面倒な料理でも作り方を知らないものなら調べたりまでしてくれる。美味いとなかなか言わない褒めない自分のために文句は言いつつも応じてくれるのだ。ちゃんと食べるとぶっきらぼうにだが彼の口から聞ければ閉じていた瞳を開いて目を細めては「…それでいい」短くだがそう告げ柔らかく微笑んで。自分の謝罪に彼は謝罪を返してくる。彼に謝らせたかったわけではないのだが彼自身もそういう気持ちは吐き出させてやらないと必要以上に自分を責めてしまいそうで。申し訳なさそうに守れなくてごめんと伝え、水を取りに席を立った彼の背を見送る。足を刺すことに躊躇いはなかったが彼の腕より彼の心を優先すべきだったと今は思う。戻ってきた彼は断りを入れてベッドへ座っては自分の頭を軽く持ち上げその膝へと導いた。帰ったら膝枕とは言っていたが本当にして貰えるとは思っていなかったが彼はやってくれている。「……ふ…なんだかんだ言ってお前…俺のこと大好きじゃないか。ん…」口角を上げながら自分の望みを叶えてくれる彼にそう言っては差し出されたストローから素直に水をこくこく飲んで )
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