ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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嗚呼、麻婆でも何でも埜上が食べたいもの明日と言わずにいつでも作ってやるよ。
( いつになく弱々しい相手の声色に眉を下げつつ、自分の麻婆を食べたいと言ってくれるのに胸がキュウとなり。相手はこんな自分でもまだ此処に居てもいいと思ってくれている。それが伝わってきて、それだけでなく自分を気遣う言葉に目を伏せては「…分かってる。ちゃんと食べるよ。」とぶっきらぼうながら少し声を震わせ頷いて。相手の瞼を閉じて長い睫毛が目元に陰影を作っては小さく呟かれる謝罪。そのぽつりと呟かれた謝罪に目を見開くと胸が締め付けられる感覚がしてやや顔を俯かせて震える唇を噛み締めて。「……いや、別に。…まあ足にナイフ刺すのはどうかと思ったけど俺も同じことしたしお相子だろ。…俺もごめん、埜上のことまもりきれなくて……水、取ってくる。」こちらもぽつりぽつりと話すと謝罪を口にして。そして一旦相手から離れると台所へ行って寝ながらでも水を飲めるストロー付きのプラスチック製の水筒に水を入れてすぐに相手の元へ戻ってきて。「埜上、水持ってきた。……、ちょっとベッド上がらせて貰うぞ。」そう言って一旦水筒をベッドの端においてはベッドに上がり、ベッドヘッドを背にして腰掛けて。そして股を軽く開いて座ると相手の頭を自分の下腹部あたりにもたせ掛け。「股枕…してほしいって言ってただろ。…寝心地は良くないかもだけど。」ボソボソと不器用に述べてはベッドの端に置いてあった水筒を手にしてストローの先が相手の口元に来るようにして持ってやり )
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