ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
|
通報 |
……、……ン…、
( 蹴りまで覚悟していたのだが一向に手も足も飛んで来ないことに“あれ、もしかして受け入れられてる?”と都合良く解釈しつつも瞳を閉じてきゅっと自分の服を握り鼻にかかったような甘く漏れる彼の吐息混じりの声を聞けば嫌がられているならこんな反応はしないよなと思ってはいたが実はこれが指令だと勘づいた彼が我慢しているだけかもとの考えも浮上してきて。しかしそれも彼からも舌を絡められ舌裏に感じる舌先が突っついてくるような感覚に後者の考えが前者の考え方にまたもや都合良く切り替わってはそろそろ3分経つかと思いつつも彼の口内を隅々まで味わってから唇を離したため実際は無論3分を過ぎていて。過ぎたら失敗とは書いていなかったため咎められはしないだろうとタカを括りつつ深い口づけの合間に息継ぎはさせたのだが少々息が上がっているように見える彼の頬を優しく撫でてから手を離しカメラの方へ体をくるりと反転させ「…人のキスが見たいなんて悪趣味なお前に付き合ってやったんだ…まぁ正直段々楽しくなってきたのは認めるが…さっさと番号を教えろよ?」青年に話しかけつつぽろりと飛び出す本音も添えて番号を教えろと告げて。ガガ…とノイズ音が聞こえてくれば『お褒めに預り光栄です…素敵なキス…ありがとうございます。僕が彼に成り代わりたいくらいに素敵で素晴らしかったです。相棒足るもの…相方の考えを尊重し受け入れる寛容さも必要です。そこの彼に美味しい思いをさせるのは不本意極まりないですが…合格としましょう。では一つ目の番号は“9”です。では次の指令、謎解きはまた後程…』再び言いたいことを言って青年の声はしなくなる。いい加減慣れてきたが気分が良いものではなく。「……相馬、今更だが我慢することなかったんだぞ?俺、蹴りはマジで覚悟してたんだけど…まあ…俺はお前とキス出来たから良かったんだけどな。─なかなか可愛かったぞ…?」しかしながら指令とは言え、深い口づけを交わしてしまった彼に我慢しなくて良かったんだぞ?と声をかけつつおどけたように蹴りは覚悟していたと伝えては自分は彼とキス出来たから良かったと意味深に口にしては顔を覗き込むようにして意地悪く微笑んで )
| トピック検索 |