ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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…どういたしまして。これが終わったらコーヒー…忘れるなよ…?
( 小さくお礼を紡ぐ彼にこれが終わって家に帰ったらコーヒーを淹れてくれればチャラにするとでもいう通りに忘れるなよ?と微笑んだまま伝えて。隣に並ぶように立った彼の表情はもう青ざめてはおらず、嬉しそうに緩められた顔で。彼にはやはりこの顔の方が良い─そんな風に思っていればヒラヒラと再び紙が舞い落ちてきて。パシッと人差し指と中指でその紙をキャッチしては中を開いて。書かれていたのは指令。しかし内容を口にしてはならないとそこには書かれていて。しかも書かれていた内容が問題あり。紙をジト目で見つめているも何度見ようともその内容が変わることはないため深い溜め息を一つしてぽつりと呟いては彼を真っ直ぐに見つめて「…全く…あいつは何がしたいんだ…ああ…相馬、これから俺がすること…嫌だったら突き飛ばしたり殴って良いから。指令は指令だがお前の気持ちを優先しろ…良いな?」指令でも指令でなくとも彼になら自分は出来るのだが、大事なのはそれを実行される彼の気持ち。そのため嫌なら抵抗して良いと予め告げておく。もちろん指令には抵抗されたら失敗と書かれているのだが、端から変な内容の指令なこともありこれは捨てでもいいなと内心思っていて。カメラの角度を視野に入れつつ彼の肩を掴んで体を此方に向かせては一旦肩から手を離し、片手を彼へと伸ばして頬を優しく撫でてから添えるとそのまま距離を詰めては顔を近づけ柔い唇をそっと塞いで。─まだこれだけなら彼は殴ることはしないだろうと予測は立つも…指令はこれで終わりではない。唇を合わせたままペロリと舌先で彼の唇をなぞるように触れては僅かに開いた口へスルリと自らの舌を滑り込ませて。蹴りくらいは覚悟をしつつも彼の上顎や舌の付け根等擽るように舌を這わせては口づけを深くしていって。【目の前の相手に抵抗されずに3分間深い口づけをせよ。ただし抵抗されれば失敗となる】そうあの紙には指令として書かれており )
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