ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
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俺の匂いが落ち着くなんて言う奴がいることに驚きだが…まぁ…俺もお前の匂いは嫌いじゃないからおあいこだな。
( 自分の匂いが落ち着く、そんな風に言われた経験はなく馬鹿にはしていないものの純粋に不思議なことだとばかりに驚きだと感想を述べるも実質己も彼の匂いが気に入っていることもあり、おあいこだと告げて。ふと彼から手渡された封筒を受け取りながらヒラヒラ裏面やら表面やら見るも“埜上 狼苑様へ”宛名が書かれているだけで彼の言った通り差出人の名前等何も書かれていなく怪しいと言ったのはこのためかと改めて理解して。この封筒は本人が直接ポストに投函したのだろうと予測も出来て。中に入っていた一枚の便箋を開けて「“初めまして、私は解けない謎を模索するのを愛して止まない貴方様と同種の者です…僭越ながら私が考えた謎を貴方様に解いて頂きたくこうして文を書かせて頂いた次第です。明日の巳の刻、同じ所へ今度は謎を忍ばせておきます…”……金銭を要求するわけでもなく…謎を解け…か…悪戯にしては手が込みすぎている気はするが…暇人もいたものだな…相馬、燃えるごみの日はいつだった?」音読しては謎解きは好きな性分だが知りもしない他人に勝手に同種扱いされたことは正直気に入らなくて。便箋を元の通り折っては封筒へと戻して燃えるごみの日はいつだと聞きながらごみ箱へ軽く放り投げると見事に中に収まったのを一瞥してはコーヒーを飲んで。明日の巳の刻と言えば朝の9時ぐらい。何か起こるかもしれないし何も起こらないかもしれない。ともあれ、現時点では特に心惹かれることはないようで気にしておらず )
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