《 彼岸花 》管理人 2019-11-08 20:09:52 |
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>柊一さん
そういう物、ですかね。( きっと皮肉なのだろう、自らを歓迎してくれている様子乍も片側だけ残った灰色には普段と変わらず若干の黒い感情を感じる。…歪んだまま育った脳味噌だろうと其れ位の分別は付くのだが、それでも矢張り軽く吐き捨てられたその皮肉こそが何処か自分の核心を抉って居る様な心地がして。反発するでもなく、言い返すでもなく、最大限すとん、と真っ直ぐに彼の言葉を胃の底へと落とせば顎に手添わせて考え込み、戯る様相手の仕草真似自らの首元に光る青をこつり指先で弾いて「 ___きっと、僕は13歳の儘で死ぬんです。27歳にも…多分20歳の" 大人 "にもなれないで 」そんな言葉とは裏腹に柔和な笑み口元に浮かべ。感謝の言葉と共に自分より一回り大きな手から飲み物受け取れば吃驚した様に双眸薄ら見開き数秒前よりも一層相手の姿を写し出す瞳で「 よく、見てるんですね 」と。次第にその表情が自嘲気味な笑みへと変わるに任せ「 …一本貰っても良いですか、それ 」相手の手許に携えられた白い煙を指差し彼が先程迄陣取って居た場所へとしゃがみ込んで。 )
>るいくん
…くれるの?ふふ、有難う、るいくん。( 自らが口に出した言葉を意趣通りに汲んで受け取ってくれた事への安堵か、両の瞳を細めてふ、と一つ息を吐き。久方振りに肩の力が抜けたのか少々深く愛用のクッションに身体沈めるも、行動力満点、と云わんばかりの___それもいきなり血に濡れたハンカチを畳み始める、なんてある種の奇行に呆気に取られた風にじい、と瞳の中の藍色を向け其の動向を見守って。結局、きらきらとした笑顔と共に目の前の少年が差し出したのは恐らく花なのだろう物…その行動が何だかどうしようもなく可愛らしく思え、珍しく声を零し笑い乍感謝を述べては「 あのね、僕は継って言うんだ。__折角だから、覚えておいてよ 」ソファから軽く身を乗り出して相手の視線に合わせ、こつん、と額くっつけ。折角形作って貰ったハンカチを壊さぬ様そっと受け取りながら思うのは、きっと忘れて仕舞うのだろうけれど、今だけは名前で呼んで貰えたら…なんて庇護欲とこの純真な生き物への憧れから来る感情で。 )
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