奇病病棟《 彼岸花 》＊ 途中参加歓迎 / 募

＞柊一さん

煙草が似合う、って…大人っぽくて良いですね。（　ふらり、昔の様に自由には動かなくなった身体を苦にし乍も広場に出たのはどうにも子供っぽいあの陳腐な味の炭酸ジュースを口にしたくて。そんな少しの楽しみを胸に緩慢な仕草で歩みを進めれば、先客達の会話を耳にして居たのかすぐ横を通り過ぎる老年の職員へ向け軽く会釈をしつつ笑顔を向け。その先に座る褐色の彼に向けても同様に頭を下げては、其の儘自販機の前に立ち色とりどりに並ぶ商品のボタンをじぃ、と見詰めつつ微量の笑みを口元に浮かべ双眸細めて一言。言葉の中には只々純粋な憧れと半分の" 歳上の同胞 "へ向けての羨ましさ。嗚呼、なんだか今日の僕は子供じみている、なんて心に思い乍ボタンのうちの一つを押し込み 。　）

（　／ とても好みな息子様に絡ませて頂きました。今から沢山言葉を交わすのが楽しみです、宜しくお願い致しますね 。 : 蹴り可　）


＞誘兎くん

＿＿＿。…誘兎くんか。君も、眠れないの？ （　…星が落ちて来そうだ。そんな安っぽい喩えさえも、今は一端の詩人の様に此の夜を彩って居るのだろう。こんな夜は何とも、忘れた筈の寂しさや虚しさが思い起こされて＿＿ふらり、まるで夢遊病の様に夜の下を一歩ずつ、少しずつ進み乍辺りに咲いた花を眺めて居れば、一際寒い風邪が吹き肩に掛けた毛布をぎゅう、と抱き込み立ち止まり。ふと視線を向けた先にはこの時間に予想していなかった人影、真逆幽霊の類いでは、なんて頭を巡らせつつ驚きに双眸丸めてじっと見詰めるも其の正体は何時も見知った銀髪の彼で。安心した様に頬緩ませて独り言呟き、一つ息を吐けばそっと相手の近く迄歩み寄り驚かせぬ様に声を掛け　）

（　／ この様にかつては話さず終いとなってしまっていた誘兎くんとお話出来ること、とても嬉しく思います。宜しければうちの子を構ってやって下さいませ。宜しく御願い致します…！！　）


＞るいくん

うん、…… 大丈夫だよ。気にしなくて平気だから、…ほら、眼を瞑って （　自らよりも若い彼の身軽な動きにまるで本当に無邪気な子供のようだ、相手の浮かべる困り顔とは裏腹にふわり、笑顔を零してしまいほんの少しの上機嫌と共によしよし、と指から零れ落ちそうな漆黒の髪の毛を撫でてやり。そっと、柔らかな肌を傷付けない様に頬に触れハンカチを当てて滲む血を拭えば「 ほら、薔薇の花みたいで綺麗だろう？ 」なんて傍から観れば不躾にも思える様な表現で、僅かな身動ぎしつつ膝の上に半ば赤く染まった布を大きく広げながら相手を宥めようと微笑んでみせて。　）