きらふわファンタジア（異世界転送物）

>>セイバー一行
もう黙れ、お前はそれ以上無駄に喋るな…不愉快だ──正直お前が誰で、そのアーサーと呼ばれている人物とどういった関係かなどと、俺にとってはさほど興味もないし、この際どうでもいい──だが、現にお前は関係のない世界で、無関係な民に身勝手な理由で狼藉を働いた…それだけでケジメをつけさせる理由としては十分だ。まともに民すら導けぬ、王を詐称する俗物など、偽りの玉座で、ただ飾り物になっていれば良かったものを…愚かにも程がある──死を恐れないのならば、向かってこい…ただ力を振るえば何者をも支配できると思い込んでいる貴様に、戦いの厳しさと"本物の戦い"というものを教えてやる…！

(案の定狼藉を働き、人の命を軽視するばかりか、自分こそが全てを支配できると思いあがった発言を繰り返すギルガメッシュと、それに対してそれぞれが反応を各々に返す中、先程まで一切口を開かなかった英傑がようやく口を開く。…しかし、その声のトーンは先程まで数段ほど下がり、殺気と共に威圧感を放ちつつ、無表情な顔にも更に影がやや差しており、ただ鶴の一言で不愉快だから黙れと一蹴した。正直相手が誰で、セイバーとの関係や正体など、蚊ほどにも興味がないと足蹴りにしつつ、民もまともに導けない王を詐称する俗物がぎゃあぎゃあ喚くなと、自分が仕えていたハイラル王とは似ても似つかぬほど、王としての器量のない相手をただ飾り物になっていれば良かった、愚かにも程があると酷評する。そして、先程の相手の戦闘能力を省みながらも己の技量ではなく、ただ力を振りかざすだけの戦略性のない戦い方に、この程度の練度では自分の倒した"厄災ガノン"どころか、分身体のカースガノンの足元にも及ばず、己の脅威足り得ないと判断、ただ力を振りかざすしか能のないアマチュアが己を殺せるなどと思いあがるな、とマスターソードを抜き放ち)