幻次元ゲイムネプテューヌ:嵐を呼ぶ伝説

妖香「なんかごめんな…巻き込んでしまって……」

怜桜「いや、構わないさ...むしろ。」
と怜桜が言葉を続けようとした瞬間、怜桜、霊夢、玉藻の三人を除く、怜桜世界から来た人物が謎の空間の歪みに吸い込まれ消えてしまった。

妖香「あれぇ！？みんなは！？」

玉藻「いつの間にか私達三人だけになっていますね。」
霊夢「こんな事が出来る奴は一人だけね...」
二人がそう話すと後ろから声が掛かる。
??「やっと見つけたぞお前たち...全く苦労をかけさせてくれたな。」
その者は怜桜と同じ容姿、そして怜桜と同じ声を持つ男であった。

妖香「誰？」

夢桜「俺は降魔夢桜、そこにいる怜桜って奴とは...簡単に説明するなら元同一人物だな。」
怜桜「なんでここにいるのさ。」
夢桜「そりゃあ、いきなりお前たちが消えたら探すだろうが、やっと見つけて何人かはもう幻想郷に帰したよ。」
霊夢「相変わらずの凄まじい空間操作能力だこと...」

妖香「えっ！？そうなの！？すごいなお前……」

夢桜「まぁ、帰したのはいいが...ここには問題がまだ残っているだろう？巻き込まれたのにそれを見て見ぬフリをするのは後味が悪いだろう？」
玉藻「まぁ、確かにそうですねぇ。ここで自分達だけ離脱というのは流石に夢見が悪うございましょう。」
夢桜「だから今、大抵の奴らには帰ってもらったが、一部は助っ人という形で残ってもらったという訳だな。」
霊夢「それが私達って訳ね。良いわ、ならとことん事の解決に当たってやろうじゃない。」

妖香「頼もしいな。これからもよろしくな！みんな！」

夢桜「とまぁ、三人...そこの二人も合わせて五人というのは流石に少ない、だから一応もう三人だけ助っ人を連れてきた。」
夢桜が指を鳴らすと空間が歪み、三名の人影がやってくるのが見えた。
怜桜「誰だろう？」

妖香「んー？誰だ？」

不破「仮面ライダーバルカン、不破諌だよろしく頼む。」
レックウザ「俺はレックウザ...って言っても今は人間の姿だからわかりにくいかもしれないな。まぁ、よろしくだ。」
怜夢「僕は降魔怜夢って言います。よろしくお願いします。」
霊夢「ま～た濃いメンバー連れてきたわね。」
夢桜「実力は申し分ないからな、別にいいだろ？」

妖香「おー！なんか強そうだ！よろしくなみんな！」

夢桜「さて、俺はやる事はやったからな幻想郷に帰って、一度こちらでも状況を整理してみようと思う、お前たちはお前たちで出来る事をやれ。」
霊夢「ええ、もちろん。」
怜桜「言われなくとも...」

妖香「よし。じゃあいくか！」
らきあ「うん！」

次の扉に行く途中

妖香「ん？もしもし？」
？「妖香。元気？」
妖香「あ、ユーノ父さん」

霊夢「妖香...誰と喋っているのかしら？」
不破「さぁな。」

妖香「あ、ごめんごめん。俺の父さんが急に通信が来てさ…それで、父さん。どうしたの？」
ユーノ「うん。じつは、面白い本があってね。それを見せたいからうちまで戻って来てくれないかな？」
妖香「分かった。すぐ戻るよ。ねぇ、俺の家に来ない？」

怜桜「構わないよ。」
レックウザ「俺も良いぞ。」
玉藻「何か、大切な情報が出てきそうですしねぇ。」

そして……
妖香「父さん。この本は？」
ユーノ「うらら迷路帖という本なんだ。調べてけど。この本は、他の本とは違い、別世界への扉になっているんだ」

怜桜「...(本を横から軽く見る)ん？これって...」
霊夢「千矢達じゃない？」
レックウザ「紺、小梅、ノノもいるな。」
怜夢「ん～...でも何故本に？」