身近で都合が良くてそれでも大切な存在〆

今日もきっと暇だろうし…せっかくだし、誘おうかな。
(部屋を出て鍵をしっかり閉めると、ふと隣に住んでいる相手の部屋へ視線を向けて。今日ものんびり家で過ごすつもりなのだろうと付き合いが長いゆえに推測してぽつりと呟いて扉の前へ行き、しかし今はまだ寝ているだろうかと少し悩む素振りを見せたが、気遣う必要もないだろうとインターホンを鳴らし)

（／かしこまりました。ありがとうございます。では、こちらから誘う形でよろしくお願いします！そうですね、せっかく話題にしましたし、一緒に買い物がてら食事ができれば幸いです）

……ん、なんだ？人が気持ちよく寝てるってのに…
(気持ちよく熟睡していたがインターホンの音に深い眠りから半ば強制的に目覚めさせられ、まだ眠そうな目を擦りながらのそのそと玄関へ向かい、寝癖でボサボサの頭はそのままにドアを開け「…はい、どちら様？新聞の勧誘とかなら間に合ってます…」気怠そうな声でさっさと用件を済ませようという面倒臭さを全面に出すようにドアの向こう側の人物の姿を確認するより前にそう呟いて)

残念でした、勧誘じゃありませーん。紘也、おはよ。まだ寝てたの？寝癖酷いよ。これじゃあ女の子にモテないぞー。
(少しして相手の眠たげな声と共に扉が開けば、手をひらりと軽く振って寝癖でボサボサの頭に手を伸ばして指摘をしながらも軽口を叩き、「今日もどうせ一人で一日中寝て過ごすんでしょ？それなら私と出かけようよ。せっかくこんなに天気いいんだから。私、ここで待ってるから着替えてきて！」と本題に入り、相手なら断ることもないだろうといった様子で話を進め)

うぐ…せっかくの休みなんだからいいだろ…余計なお世話だっての
(こちらの顔を見るなり、挨拶もそこそこにだらしのない寝癖を指摘されると悔しげな表情でそう悪態をつきながら、それでもモテないという言葉は素直に気になるようで手ぐしで軽く髪を整えて。「寝て過ごしたら悪いのかよ…まあ、いいや。待つなら中へ入ってリビングにでもいろよ、通路に居たら他の住人の迷惑になるしな」実際このまま声をかけてもらえなかったら昼過ぎ辺りまでダラダラ眠り続けていただろうことは容易に想像出来、それはそれで悪くなかったがなんだか勿体ないような気もしていたのも確かで、こうして誘ってもらえたのなら付き合うのも悪くないなと考えて。支度ならばすぐに済むが玄関の前に立たせておくのも何となく悪い気がして中で待つよう提案するが、素直に親切心だと思われるのは照れ臭いのかもっともらしい理由を付け加えて)

せっかくの休みだからだよ。たまには息抜きに外に出るのも大切でしょ？それに、一人より二人のが何倍も楽しいし。
(悪態をつきながらも髪を軽く整える仕草や悔しげな表情を見せる姿に目を細め、なんだかんだ自分の予定に付き合ってくれる相手にさすが長年の付き合いなだけはある、と満足げに頷き。リビングで待っているようにと提案され照れていることを感じれば、くすくすと小さく笑って「ありがとう。そうだね。じゃあ、お邪魔します！」と部屋へ入りリビングへと進むとソファに腰を下ろしてテレビをつけ天気を確認し。今日の天気は快晴で雨も降らないお出かけ日和と聞けば、買い物だけでは勿体ないだろうかと思考を巡らせていて)

……で、今日はどこまで付き合わせるつもりなんだ？まあ、ここまできたらとことん付き合ってやるよ。…そうだ、昨日話したオムライスの美味しい店案内してくれよ
(少しして身支度を終えてリビングへと出てくれば、グラスへとキンキンに冷えた水を一杯注いでそれを一気に飲み干してしっかりと身体を目覚めさせれば、こちらも外出に乗り気になったようで自ら目的や行き先を問いかけると、昨日の夜にした会話の内容を思い出し、特にいつだとか具体的な話しもしていないような口約束の段階ではあったが純粋に自分としても興味があるしそれを実現するというのはどうだろうと積極的に自身の要望も伝えて)

えっとねー、まずは服買って、雑貨屋行って、できれば映画も見に行きたいなって。そうそう、男女で行けばポップコーン無料なんだって。オムライス食べに行く気になった？じゃあ、最初はショッピングモールに行こう！オムライス美味しいお店も近くにあるし。
(相手に行き先について問われれば指を折って数えながら行きたい場所を挙げていき、昨日話したオムライスがおいしいお店を案内して欲しいとの要望に今回のルートが決まったのか笑顔を見せて話し。「紘也も行きたい場所あったら付き合うからね」と付け足すと、相手の身支度が整ったことを確認しテレビの電源を切ってソファから腰を上げ「じゃあ、行く？」と問いかけて相手に視線を向け)

そいつは予定が盛り沢山だな…まあ、せっかくの休みだししっかり満喫しなきゃ損だよな。そういや、俺も漫画の新巻を買いたかったんだった
(嬉々とした様子で行き先を羅列する相手に、どうやら1日丸々連れ回されるのは確定みたいだなと苦笑混じりながらも、たまの休日の外出なのだからとことん遊び倒してやろうという気になって、せっかく外に出るならと自身の個人的な用件も思い出して。忘れ物がないかを最後に確認だけして「そうだな、時間も勿体ないし行くか。車は出すか？大した距離じゃないし歩いて行ってもいいけど」最初の目的地であるショッピングモールまで車で行くか徒歩で行くかを問いかけ、多少の距離はあるがそれでも歩いて行けない距離でもなく日頃運動不足であることを加味すれば歩くというのも選択肢としては十分にあって)

じゃあ本屋だね。紘也、最近ハマってる漫画あるんだね。面白い？面白いなら貸してよ。私最近面白い漫画探してるんだけど、なかなかピンと来る漫画なくて。
(相手と思う存分遊ぶ気であり、相手の予定も聞けばショッピングモールにある書店を思い浮かべて行き先を追加し、ついでに相手に漫画を借りられないかとちゃっかり考えて問いかけながら、玄関へと向かい。交通手段について問われ、今回は大荷物にはならないくらいにして相手と同じく運動不足解消のためだと考えたか「せっかく天気もいいんだから、歩いて行こうよ」と返答し靴を履いて玄関を出れば相手を待ち)

おう、勿論いいぜ。夏海も読んでハマれ、そして存分に語らおうじゃないか…、そういや夏海ってバトルものとか読むんだっけ？
(趣味を共有して語り合える仲間が出来るのは素直に嬉しいようで乗り気で頷いてサムズアップをしつつも、相手はこの手の漫画を読むんだったかと好みを確認するよう問いかけては玄関を出て。外へ出れば程よく日の光が当たって心地よく、歩くには絶好の気候となっていて「だなー…こういう時でもないとロクに運動もしないし、それに最近少し腹回りが気になってな…」学生だった頃に比べて運動量が減り、ジワジワと増量傾向にある体重がちょっとした悩みの種でもあることを話せば相手の意見に賛同して)

うん。いつもじゃないけど、たまになら読むよ。あまりグロくなければだけど。じゃ、期待してるからよろしく！
(日頃好んでいるのは日常系やファンタジー系ではあるが時折読むことはあり、新たなジャンルを開拓するのも良いかもしれないと顎に手を当てて思案した後、頷いて答えるとこちらもサムズアップをし。相手の隣を歩きながらしんみりとした様子で何度か頷き、ふと友人との会話を思い出すと「ほんとだよね。そういえば、友達がスポーツジムに一緒に通わないかって誘われてるんだ。ただ、学生時代とはまた違うし三日坊主になりそうだから悩んでて。紘也はジム通ったりランニングしたりしないの？」と問いかけ)

夏海は昔から血とかダメだったもんなー、まあ、そこまでグロいのじゃないから大丈夫だぜ
(言われてみればちょっとした怪我で出血した時も大袈裟に騒いでいたような気がする…そんな風に考えて小さく笑い、漫画の内容に関しては心配無用だろうと頷いてみせて。日頃家と職場を車で行き来するばかりの毎日、久しぶりにまともに太陽の光を浴びたような気がして、日の光に目を細めながら「自慢じゃないが自主的に何か始めて一人で長続きした試しは全くないんだよなー、ほら、俺って飽き性なとこあるし」特別何かしているのかを問われると、そもそも一人では長続きしないこともあって考えもしなかったと答えて)

あまり慣れないんだよね。運動部だから日常茶飯事だったけど。あ、それなら安心かも。
(部活はお互い運動部だったが、やはりそれでも血や傷口には耐性がなく慣れずにいたことを考えれば苦笑を浮かべ。しかし、相手の言葉にホッと安堵したか胸に手を当てて屋へ向かうのが楽しみだと微笑み、段々と見えてきたショッピングモールを一瞥した後に再び相手の言葉に耳を傾けると確かに相手のことだ、飽きやすいからかすぐにやめてしまうだろうと長年の付き合いだからか納得し、「紘也、確かに飽きるの早いからなあ。私もジム通いはちょっとキツそうなんだよね。あ、でもランニングとかなら一緒にできない？紘也が嫌じゃなければだけど。一緒にやろうよ、ランニング！」と思いついたか手を叩き相手に提案をしながらショッピングモールへと入り、まずは行きつけの服屋へ迷いなく進み)

おう、夏海も何かオススメあったらまた紹介してくれよ、この前部屋で読ませてもらった異世界転生モノかなり面白かったから自分でも揃えちまったぐらいだしな
(耐性がなくても問題なく読める内容だとわかって安堵している相手に対し、自分にもまた何か面白い漫画があれば教えてくれと以前相手の影響でどハマりした作品を例に出してそうこちらからも要求を口にして。近づいてきた目的地を視界に捉えつつ、相手からの誘いについて考えを巡らせ「なるほど、アリだな。夏海が一緒にやるんなら俺も流石に飽きたからって簡単にはサボれないしな」勿論やるからにはやはりちゃんとやりたいと思うのだが、飽き性な自分一人では途中で続かなくなるのは目に見えていて、その点相手が自分を引っ張ってくれるならその心配もなく安心だなと乗り気になれば腕を組んで頷いて見せ。その件についてどれぐらいのペースでいつから始めるのかなどはまた後でゆっくり話し合うとしてひとまず相手に続いて服屋へと入り「もう冬物がかなり出てきてるなー」店内を見回してもうそんな時期なんだなとしみじみ呟いて)

異世界転生もの面白いよね！おっけー！任せて。私の中ではタイムリープ系の漫画もオススメなんだよね。今度貸すから読んで。
(布教に成功したことがわかれば頬を緩め、次はなにを相手にお勧めするかといくつか漫画を頭に思い浮かべ、決まったのか人差し指を立てて。服屋を見て回り「じゃあ決まりね！有言実行！」と乗り気な相手に力強く頷き、気合を入れるように拳を握り締めて微笑み。相手の呟きに季節を感じ、既にクリスマスを感じさせる店内の装飾を見れば「もうクリスマスだね、世間は。早いね。この間ハロウィンだったのに。あ、このワンピース試着してきてもいい？」と鏡の前でワンピースを身体に当てながら視線を相手に向けて尋ね)

お、夏海もタイムリープもの好きだったのか、俺はそっち系はさっぱりなんだけどさ、確かに名作が多いって聞くよな
(相手のハマってるものは自分には未開のジャンルではあるものの、以前から関心はあって俄然期待が膨らめば楽しみにしておくことにして。勢いだけで決まったこととはいえ、久しぶりにまともに運動をするきっかけを与えられたことには素直に相手に感謝もしていて「オッケー、じゃあ予定とかはまた後で帰ってから考えようぜ」そこまで話したところでひとまずこの話はここで一旦打ち切って。一つイベントが終わればまたすぐ次のイベントへ、忙しないなとそんなことを考えつつも一年の中でも一大イベントの一つであるクリスマス、今年こそは劇的な何かがあればいいなとそんなことを思い「クリスマス…そうか、クリスマスか。今年こそは華やかなクリスマスにしたいもんだぜ…。っと、おう、俺はここで待ってるから行ってこいよ」半ば独り言のように願望を呟いていたが相手の言葉が耳に届けば手をヒラヒラと振って)

泣けるし、名作だよ。もう漫画も映画も号泣なの！今度DVD借りて見ようね！華やかなクリスマスかあ…頑張って。ありがとう、行ってくるね。
(自分にとって名シーンであるラストシーンを思い浮かべながら目を輝かせて熱く語り、クリスマスについては他人事のように肩をぽんと叩いて応援して近くにいた店員に促されて試着室へと入っていき。白の膝丈まであるケーブル編みのニットワンピースに着替えると、試着室から出て「紘也、これどう思う？普段大人っぽい格好ばかりだし、たまにはこういう可愛い格好もいいかなって思ったんだけど…」と相手の意見を求め)

あいつのあの余裕、今年のクリスマスは何かアテでもあるんかね……ま、俺には関係ないか
(何やら他人事な様子で余裕すら感じられる態度に相手には自分が知らないだけで何かクリスマスの予定が既にあるのだろうかと考え、少しばかり胸にモヤモヤしたものがこみ上げてくるような気がしたがそれを誤魔化し自分には関係のないことだと自分自身にそう言い聞かせるようにポツリと呟いて。そんなことを自分が考えているなどとは夢にも思っていないだろう、相手が着替えを終えて試着室から出てきたのを見やれば真っ白で清楚かつ可愛らしさの強調されたそれはよく似合っていて「あー…まあ、馬子にも衣装？」しかし、似合っていると素直に伝えるのは照れ臭いのかそんなことを言い)

えー。馬子にも衣装って失礼な。でも、これ気に入っちゃったし、買おうかな。あ、でも値段が……うーん。
(相手に褒めてもらえるだろうか、いや、友人だからそんなことはないだろうと期待と不安を胸に抱きながらも問いかけたが、返ってきた答えに内心落胆しつつ何を期待していたのかと首を傾げて慌ててその思考を消すように軽く首を振り。軽くニットワンピースの裾をつまみながら鏡の前でくるりと回って確認し、しかし値札を見て眉間に皺を寄せながら葛藤をし始め)

（／お久しぶりです。一応上げておきますが、相性の問題でしたら申し訳ございません。ご縁がなかったということで再募集かけても構いませんが、お忙しいのか相性なのか判断がつかなくて…。毎日レスいただけて嬉しかったので、誠にありがとうございました。それだけは伝えたかったので…お時間割いてくださり、ありがとうございました。 ）