…それなら、後日必要な額だけ後で教えてくれれば良い(たいした額ではないため相手に渡す事に抵抗はなかったものの言い淀む彼女を見るとそう答え。恩師について言及されると彼女に手渡した手紙の宛名に視線を向けながら暫し沈黙し、足を組み直しビスケットを口に運びつつそれ以上恩師について話す様子はなく)──まあ、今となっては昔世話になっただけの関係だ。