匿名 2019-11-04 11:17:48 |
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≪ 物語 ≫
昔から相反するものとして存在し天使は崇められ、悪魔は恐れられた。───悪魔の正体が"堕天した天使"だったとしても。日々進歩する人間界とは裏腹に天界や魔界は時間の定義が曖昧で、比較的ゆっくりと時間が流れている。故に天使や悪魔は恐ろしい程長命で、暇を持て余していた。そこで皇帝ルシファーは悪魔達を利用し、暇を潰すことに。本来、魂と引き換えに人々の願いを叶えるのが悪魔の本分。然し、ルシファーと熾天使ミカエルの間にはひとつの約束事があった。
"狩る魂は悪魔は一体につき一人まで。また、存在が消失してしまう程に抜き取ってしまうことは禁ずる。"
悪魔と天使が必要以上に争うことが無い様に取り決めたものではあったが、皇帝ルシファーは易々とその取り決めを破ってしまった。
"今から沢山魂を集めてきた者達に地位と富をやろう!"
その声が魔界に響き渡るや否や、悪魔達は一斉に魔界を飛び出し魂狩りを始めたのである。その知らせは天界の熾天使ミカエルの元にも届き、悪魔の暴走を止めるべく力のある天使達が立ち上がった。
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