斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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へぇ…そこまでいうならちょっと会ってみたかったな。それに深読みは悪いことじゃない。それだけ相手側の立場に立って物事を考えられてるとも言えるしな。にしてもハムスターが獰猛なんて良く知ってたな。飼ってたりするのか?( 相手が尊敬するという祖父はきっと聡明な人だったのだろうと思えば存命なら会ってみたかったと目を細め。深読みしすぎたと悟った様子の相手には決してそれが悪いことではなく、必要なことでもあるためそれを告げればふとハムスターが獰猛なんて発想をするのは飼ってたり好きだったりするからだろうと疑問に思い、定食の味噌汁に手を伸ばしつつ尋ねて。「体が鯖を欲して…なるほな。でもそれは一理あるかもしれない。青魚は脳の働きに良いって言うだろ。生き物の大半は寒くなるにつれて脳の活動が鈍くなるからそれで鯖が欲しく食べたくなったのかもな。」己の体は鯖が食べたかったと言われれば目を瞬かせたあと鯖の定食に視線を落とす。暫し考えを巡らせたあと相手に視線を向け、理系の教師っぽく少しうんちくを並べ立てては相手の言うことが正解だと頷きまた一口鯖を箸で切り分けて口にして。「…20分か。もう外も暗くて寒いしお前が良ければ食事付き合って貰って礼に送らせてくれないか?」相手の家は学校から徒歩で20分。近くもなく遠くもない微妙な距離。だが今の季節朝晩は冷えるし己が食事に誘わなければ相手はもっと早くに帰宅出来ていたかもしれないので、責任を取るためにも送らせて欲しいと頼み )
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