斎藤 司 2019-10-30 11:40:32 |
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…先生…ありがとうございます…俺… 大分体調…落ち着いて…来ました…。もうちょっとかなって感じです…。でも…早く先生と話したいから…お返事…返します…。…先生…これからも…宜しく…お願いします…。
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…それを聞けただけで…十分です…卒業式まで…俺…ちゃんと…貴方の生徒でいます…。
(柔らかな笑みに目を奪われながらも彼の口からは自分の言葉を肯定する言葉が聞けて。確信に迫る言葉はお預けにはなってしまったが“教師として一番近くに居て護りたい”それは自分には十分過ぎる言葉で。柔らかく微笑んではちゃんと彼の生徒でいると告げ。頬を撫でた手に彼の長い睫毛は震える。返答を待たずして深い口づけをした自分。驚いて肩を押されるもそれは拒絶ではなく。彼の声が荒げられるも驚きを示したものだと彼の表情が物語っている。そんな彼に屈託ない笑顔を向け「…勉強するって…俺…言いましたよ?貴方に釣り合う男になるように…貴方が頼れる男になるように…これからだって…俺は…どんどん成長します…恋人になる貴方を支えるために…」生徒ではいると言ったが自分は彼を支えるためこれからだって成長を続けていく。将来を共にするなら今のままの自分じゃ彼を支えきれない。きっと卒業後、彼と恋人関係になってからも自分は成長を止めるつもりもなくて。そのための勉強はこれからも続けていくと伝えて。冷静でいようと言葉紡ぐ彼だったがその声に照れ臭さが混じる。それも嬉しくて目を細めるも、頬に彼の手が触れ近距離で絡み合う視線…唇をなぞるように触れる指先…意識するなと言うのが無理な話で「……色々…調べて…でも…したのは先生が初めて…です…こういう経験…本来は他で積むらしいんですが…俺が好きなのは…キスしたいのは…先生だけだから…」咎めるように注意されるもその柔和な笑みにドキドキして比例するように頬は朱に染まりながらも彼をまっすぐに見つめて“先生だけ”と言葉にして)
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