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近未来,人類の知らぬ内に、心に住みつく新型“ ウイルス “が蔓延し、心を喰われ空っぽになった感染者の自殺・犯罪行為により、政府の指令下の元隠密にされていた事実が明らかになる。
心を喰むウイルス。他の人間から生まれ、その者に感染した感染型ウイルスをB型____、負の感情によってその者から生まれ、その者の精神を支配している場合、いわばウイルスを生み他へ感染させていく、強力なウイルスをA型。
そして、A型になってくると救うのは困難になってくる。
心を喰むウイルスの存在が、日本だけでなく全世界の人類にその存在が知られる事となった。
そんな中、感染者の精神世界に入り込み、
その人物の身の丈にあった、まるでロボットの様な特殊な機械装甲?プラグスーツ?を纏う事でウイルスと戦う存在が居た。
___人は、そんな彼らを【ウイルススレイヤー】と呼んだ。
とある女子高生 ?受け? は、ごく普通の女子高生だった。ただ、誰よりもお人好しで運が悪かった。
ある日、親友である同級生の様子の変化にいち早く気付いた受けは、公園のブランコの上に座った彼女を慰め宥めようとしたが___それまで暗かった親友の表情が一変。
いきなり怒号を上げ始め、受けに襲い掛かろうとする。
然し、その時にやってきたウイルススレイヤーの手によって、それは不発に終わる。
気がつけば受けは同級生の、まるで機械の中の様な幾何学模様な精神世界の中に居た。
ウイルススレイヤーは受けがいる事に困惑した。何故一般人が此処にいるのかと。
だが、彼女の心を蝕んでいたウイルスとの交戦中、受けがウイルススレイヤーとしての才能がある事に気付き……。