メイド 2019-10-15 10:17:44 |
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( あの書庫の事故から数日が経過したとある休日に彼女は暇を持て余しており。折角与えられたオフをどうやって過ごそうか悩みに悩み決めかねていたが、消耗品の買い出しを思い出すと早速着替え街へと買い物に出掛けて。オフなだけありまとめ髪ではなくそのままで、長身に映える波打つような長いブロンドの髪を靡かせつつ颯爽と歩き。消耗品の買出し終えるとショーウィンドウから視覚や味覚を刺戟するケーキの姿にくぎ付けとなり。 ) こ、これはハニーホイップの新作だわ!食べたい──……ダメよ! ( 彼女の脳内では体重とケーキの二つを天秤にかけ、ケーキの方が大きく傾いて負けそうになるのを必死に堪えるも欲望には抗えず、財布の中身と相談すべく鞄から財布を取り出した瞬間、あの時偶然起こってしまった事故であるキスが一瞬フラッシュバックされ。無意識に唇を押さえ頬は仄かに紅潮してしまうと軽く首を横に振って忘れようと努めるも簡単に忘れるはずがなくて。 ) ──ち、違う!あれは事故!事故……なんだから。
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