匿名さん 2019-10-13 22:50:51 |
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へぇ、なかなかロマンチックな考え方だね。
(相手の返答に柔和な表情のまま、どこか淡々としたトーンで感想を返せば、どうにもこちらの真意を図りかねている雰囲気ながら、誉め言葉を織り交ぜつつ、真摯に会話を続けてくれる相手に内心では好感を抱き。髪をかきあげるという些細な相手の仕草の中にも、確かにそこへ宿る生命感を感じ取れば、ちょっと羨ましくて。好感と羨望、ふと沸いた悪戯心に"下ろされたままのもう片方の手に触れてみようか"と思うも、それを試せば自分の手は相手をすり抜けてしまうはずだから、相手はその瞬間、事態の異様さに恐怖し、悲鳴をあげてここを離れるだろうと想像でき。黙ったまま、僅かな時間に一連の思案を追えれば、虚しさから少し伏し目がちとなって、静かにため息をつき。深く関われない相手とこれ以上話しても仕方ないと割り切れば、早めに帰ってもらったほうがいっそ諦めもつきやすいと、どこか寂しげな表情になり。それでもあくまで愛想よく、また笑顔を作ると、忘れ物の回収を促すように相手の机を指さして、もう片方の手は下げたままで最後の台詞は自嘲的に冗談めかし)
運命って良いほうに働くものでもないよ。この学校、幽霊が出るって噂があるから早めにお帰り。イケメンな"僕"だもの。こんなところで取りつかれて取り殺されでもしたら、泣く女の子もいるでしょう?
(/遅くなってしまってすみません。)
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