三丁目のミケネコさん 2019-10-09 00:25:06 ID:9a01706f8 |
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(余程急用だったのか自分が呆けている間に彼女は姿を消してしまった。その場にいない彼女に声だけでもと
「色々有難うございました!」葵に怒られてしまうだろうかそれでも彼女に届く様に大きな声で御礼を廊下にまで響かせた。
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(深い眠りにつき失った家族と過ごす穏やかな夢を見る。
その寝顔は年相応に幼く無防備で穏やかに寝息を立てた時に香る彼女の優しい気配。夢は一転しその優しい匂いから常に纏われる怒りと悲しみの匂いにその愛しい彼女が遠ざかる悪夢に変わる。「待っていかないで」と声を上げ髪を撫でていた彼女の手を無意識に掴む。しっかりと夢か現実かはっきりしない意識の中で蝋燭の光が照らす彼女の姿を視界に捉えた。)
ッ…しのぶさん…よかった
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