玉藻御前 2019-10-04 07:11:43 |
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story
影歴215年。
人間の世界は現代よりも進歩こそしていたが、
妖も当たり前のように日常に潜んでいた。
人間と妖はお互いに支え合い、平和に
暮らしていた…筈だった。
「黄泉の國」に【玉藻御前】が現れるまでは。
玉藻御前は賢明なる地獄の主・閻魔を
その美貌と話術であっという間に
骨抜きにしてしまい、妖達をその強大すぎる
妖力で操り始めた。
その上玉藻御前は用心深く臆病な女狐であり、
自らが倒されることを恐れて幽世の最深部に
水晶の中で眠り、閉じ籠った。
だが眠ったところで彼女の強大な妖力が
衰えることはなく、妖達はじわじわと
玉藻御前の妖力に染まっていった。
そして、其の【玉藻の力】を払うのが
【祓い屋】(陰陽師、鬼祓いとも)と呼ばれる
10代の少年少女(その年代が一番玉藻の力に
対抗する霊力を持つ)であった。
彼等は【月夜見】に所属し、来る影歴218年
浮世と幽世最悪にして最大の戦争、
【黄泉比良坂戦争】を阻止するため
まだ表面上は平穏な黄泉の國へと潜入した…。
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