妖精の絵本 2019-09-30 22:36:28 |
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【おはなし】
私たち人間が住む世界とはまた別の、遠い遠い世界。
それは、妖精たちの住む世界!綺麗な花や宝石で輝いている、平和で牧歌的な世界。
妖精たちはそこで、毎日平和に暮らしていました。
素敵な魔法を使って、仕事をしたり、遊んだり。
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「それ」は、妖精の世界全体を治める王さまの、即位記念式典の盛大なお祭りの日。
思い思いの魔法でみんなを楽しませる妖精たち。
有史以来最高の盛り上がりを見せました。
最後に、王さまがこの日のために編み出した、とっておきの魔法をかけます。
王さまは、何やら長ったらしい詠唱をした後……その手に持った杖を振り上げました!
○×!!★◇▽♪?▲彡?!!!!???
突如、ものすごい爆発音と共に虹色の光が……!!
大変だ!!王さまの魔法が失敗して、世界中の妖精たちが、みるみるうちに虹色の光の中に吸い込まれていきます!!
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一方その頃、人間の世界では……
空にぽっかりと鮮やかな虹の輪っかが現れた、という人がいました。
周りの人には見えていないようですが……見間違いでも幻覚でもありません。
実は、この虹の輪っかこそが、妖精たちを人間の世界へと送り込む一方通行のゲートだったのです。
こうして、人間の世界にばらまかれた妖精たちと、妖精が見える人間たちとの、ちょっと不思議な日常が始まりました。
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