うるさいけど気になる奴

(/ではお言葉に甘えちゃいましょうか(笑)まぁ、改めて慎君への恋心を自覚してるからと言うのもあるんでしょうが、ずっと何もせずに慎君に彼女出来ちゃった時に後悔したくなくなったのかも知れませんねぇ、きっと(笑)ふふ、ですね！(笑)運動も苦手ですから反射神経も鈍いのでしょう、優希は(笑)焦りすぎて処置を間違っちゃうお茶目な慎君可愛いです(笑))

ま、慎…そ、そっか…ふ、ふふっ。慎ってば…うん、立てる、と思う(相手の声にか細く相手の名を呟きつつおずおずと頭を上げれば相手の言葉に自分を気遣ってくれているのか、と安堵の溜め息を溢していれば自分の打った膝に息を吹き掛けては自分でツッコミを入れる様子に思わず笑ってしまい、先程まで感じていた不安な気持ちがあっという間に吹き飛んでいく感覚に、やっぱり慎が大好きなんだな、なんて思えばどうしても相手への恋心を諦めたくない、なんて気持ちも持ち始めて。そうすれば相手から差し伸べられた手と相手の言葉に、やっぱり慎格好いいや。俺なんかが他の女の子から慎奪っちゃって良いのかな…でも諦めたくないし、なんて悶々と思考をめぐらせつつもそれは表に出さず頷いて相手の手を取って何とか立ち上がっては一度浴槽の縁に腰掛けては「ごめんね、慎。身体洗ってて良いよ。俺ここで大人しくしてるから」と苦笑いを浮かべつつそう話して)