うるさいけど気になる奴

（/ですねっすごく楽しみですっ！クラスメートに見守られて葉っぱかけられでお付き合い出来れば良いですねっ(笑)了解ですっお任せ下さいっ。ちなみに気だるげなオジサン先生登場です(笑)）


─あいたっ？！…セ、センセー？俺、今やってますやん？超絶必死こいて…もうちょいで終わるさかい待っ…あああ゛やめてっ…ピンポンはやめたってぇぇっ！別に好きとちゃうからぁぁ！

（そんな彼の呟きや周りのクラスメート達の囃し立てに宿題を死に物狂いで書き写している自分の耳には入っておらず。そうこうしていればチャイムが鳴り、ホームルームからの1限が始まって。1限目は悲しいかな数学であり担当の教師が教室へと入ってきて。『お前ら、この間の授業の時に出した宿題はもちろんやってあるんだろうな？』真剣に書き写しているため周りが見えておらず教師が既に教室にいるのも分からず声すら耳に届いてなくて。丸めた教科書でスパンっといつものような音と衝撃が襲い、声を漏らすもそこでようやく教師の存在に気づき冷や汗タラタラ掻きながらも引きつった笑みを浮かべてもう終わると告げるもジトっとした目を向けられ『やってあるかって俺は聞いてんだ。誰が今やれっつったよ…つかそれ写してんじゃねえか…って、五十嵐またお前か…そんなに俺にピンポンされんの好きならしてやるよ…仕方ねえな…』といつものように結局はピンポン玉のように頭をスパコンとやられては悲痛な叫びが教室に木霊して）



……あああぁ゛…またやられたぁ…もう嫌や…

（休み時間、しこたままた頭を殴られシュウウと煙が出そうな勢いでぐったりしていて口から魂が抜けそうになっていて。とりあえずやった分はやった分としてノートは受け取っては貰えたのだがあまりにも割りが合わない。殴らなくてもええやんと思わずにはいられなくて。そしてまた今日も宿題を出されたため相手と一緒にやれるなと内心は喜んでいて）