うるさいけど気になる奴

（/宿題忘れないし優希くんと一緒に居られるし、一石二鳥ですっ。あはは…ですね(笑)あ、でも慎は優希くんを他の友達と比べて格段に好きなのは自覚ありですよ。まぁ恋愛感情にまでは気づいてないですね(笑)でもそのうち気づきます！…ああ…ですね…っ…可愛い…優希くん…可愛すぎるっ…好きです…このバランス…素晴らしい…！）


俺は優希がええなぁ…一緒におって一番楽しいし…なんや落ち着くねん。

（なんで俺となんだとツンケンした態度に見える彼だがその言葉は悄々萎れていくのに気がつき、ああいつものツンデレさんやねと笑み浮かべて気にしておらず。沢山いる友人よりも相手と過ごす時間が一番楽しく落ち着くのだとニコニコ嬉しそうに話して。「ほんまに？いやぁ…言うてみるもんやなっ！実は俺、ずっと前からもっと優希と居りたいなぁって思ってたんよ！めっちゃ嬉しいっ！これならいつでも宿題ウェルカムやわっ！…はっ！アカンっ！はよ写さなっ！俺の頭がピンポン玉みたいに殴られるっ！ほ、ほな優希っこのノートありがとうな！有り難く写させて貰うさかいに！」なんや視線を感じるわ…と彼からのちら視線、強気だが了承とも取れる台詞にぱぁあっと表情を明るくし満面の笑顔を見せて…いたが当初の目的をハッと思い出し青ざめノートをぶんぶんしながら改めてお礼を告げればくるりと前を向き、慌ててノートを写し始めて）