イーゴ 2019-09-20 23:48:13 |
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>イーゴ
(隣から聞こえる呼吸が徐々に深くなっていくのを感じては足の動きをぴたりと止め、彼女の方へと視線を向けて。余程疲れたのか既に眠りに落ちている。彼女は誰より吸血鬼の存在を恐れていながら警戒心がどこか薄い。押しに弱いという方が正しいのだろうか、此方にとっては都合が良いものの他を相手にそう簡単に血を吸わせていると考えると少々癪に触る。今後はもう少し気をつけてもらいたいものだが…。ふと、今のままの体勢では休みづらそうだと気がついてはベッドからそっと立ち上がり起こさないようにと配慮がしつつ彼女をしっかりとベッドの上に寝かせて。)
おやすみなさい、イーゴ。
(呟くように彼女に向けてそう囁いては振り返り部屋を見回す。暫く時間があるがどうしたものか、彼女を1人にする気はないがこの部屋では娯楽が少ない。本棚の方へと向かい適当に目についた本を手に取っては側にあった椅子をベッドの方へと移動させ腰掛ける。どれほどの時間が経ったか、視線を落としだらだらと本を読み進めていては彼女が目を覚ましたことに気がついておらず)
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