イーゴ 2019-09-20 23:48:13 |
通報 |
>>アリア様
(やわらかく絡む指先は冷たい。臆病な人間を見下げる発言だと、きっとこの主人は考えていないのだろう。主人の願いを叶えるのが執事の仕事だと言われてしまえば断れないことも、そうして少しずつ身体に牙の傷を増やそうとしていることも、分かっていながら頷くことしか手段がない。)
…残酷なことを仰いますね
(少しの喉の渇きを訴えた主人に、水を差し出すのは愚問というもの。近くで交わる視線と、その先にある瞳がとても綺麗だと場違いなことを考えながら…お好きにどうぞ、と遠回しにでも伝えるべく絡めた指先で主人の手の甲を撫で。)
>>ウィルルク様
(まったく悪趣味なことだ、とそう思うけれど、その視線の先に転がった餌だったものが…もはや餌だったものとしか認識できない自分も同じだ。同じ種族を捕え差し出すのだから、まあ他人のことは言えまい。暗闇で光る目を見据えながら、屍に触れることも無く、主人の傍らに膝を折り。)
御主人様、食後のお片付けも出来ないようでは…今後、屋敷内での狩りを控えていただくことになってしまいますよ
(そんなことは、ありえないのだけれど。主人に命令できるわけもないのだけれど。屋敷内で兎を放し、狼に追わせるような遊びを…否、牙を立てられたら最後求めてしまう餌も多いとはいえ、それを執事として放置するわけにもいかずに、小さな声で忠告を。)
トピック検索 |