鏡合わせのワルツ【〆】

王妃殿が駒程度の存在だとするならば宮殿は差し詰めチェス盤と言った所かな。私はその煌びやかな舞台に上がる事すら無かった故にその苦労を察することも出来ないけれど。
ふふ、まさか貴女の様に白々しい程散り際まで華やかで悲劇的な人生を歩んだ人に憐憫を向けられてしまうなんてね。（　肩竦め　）

おや、冗談が不得手でいらっしゃったとは存じ上げてませんでした。こんな変わり者に近付くような乙女など滅多に現れはしませんよ。それを私も望まなかったしね。故に、こうして自分の意思で遣り取りを交わすのは貴女が初めて。
寧ろ貴女こそ引く手数多だったでしょうに。かの有名な音楽家を惑わしたのはまだ幼年の頃だったと耳にしましたよ。末恐ろしい（　目を細め　）

貴女ほど可憐な方に可愛らしいと言われては男としての私は形無しだな。では此方もその様に対応させて貰うよ。談合の時はこのままで進めさせてもらうのはご了承を。
舞台や時代については最初は荘園軸で進めるのが円滑かと。パロディも勿論構わないけれど、一先ずは王道を通るのも良いかと思ってね。どこかで一段落着いたら立場や時代を変えたりして行くのも楽しそうだろう。…それもこれも王妃殿と長く話せる事が前提だけどね。（　はにかみ　）
因みにと言うには少し重要度が高すぎるが、王妃殿の苦手とするロル形態があれば教えて貰いたい。私は最初に提示したもの以外は特にないのだが貴女の方は聞いてなかったことに今更気がついてね。本格的に遣り取りを始めるまでに答えて貰えると助かるよ