鏡合わせのワルツ【〆】

貴女の様な尊い方にそこまで褒めてもらっては少し恥ずかしい勘違いをしてしまいそうだな。…もし、王妃殿と同じく華美な馬車で逃げる道を選べたのならば、また違う人生を辿れたかもしれないね。とは言え全て終わってしまった事だから今更どうしようもないか（　目逸らし　）

ロルについては此方もまだまだ未熟な身故に綺麗な文章が回せない事もあると思うがそこは見ない振りをして貰えると助かるよ（　片目を瞑り　）言葉を綴る時間も、待つ時間さえも楽しいのは私も同様。お互い様ということでここは一つ、だね。とことん此方の我儘に付き合わせてしまう形になって本当に申し訳ない。貴女に愛想を尽かされないように確りと気を引き締めなくては（　頬かき　）

さて、呼び名についてだが伯爵でもジョゼフでも貴女の好きな様に呼んで貰って構わない。寧ろ私の方こそずっと王妃殿、と呼ばせて貰っていたがもしこう呼んで欲しいという希望があれば是非教えてくれ。
それでは確認したい点では無いが聞きたい事があるから其方を。私達の関係について、今の様にそこそこ良好な関係を築く他にも、此方が一方的に敵意を剥き出しにしたりと色々とあると思うけど王妃殿の希望は如何かな？私としてはどの様な物でも構わないから、貴女の希望をお聞かせ願いたい。正直、どれも楽しそうで私には選べなかったのでね（　薄らと微笑み　）