匿名さん 2019-08-16 12:05:06 |
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________すき 。
( 暗く狭いそこにもう何時間いただろうか 、痛みはほとんど感じない 、薄く目を開けば感じたその気配に顔を上げる 。こんなとき 、必ずと言っていいほど思い浮かぶのは彼の顔 。ああ 、大好きだ____そう思った瞬間 、自身の手を縛っていた鎖は外され温かい腕に閉じ込められる 。聞こえてきた心地よい声 、それが誰であるかは見なくてもわかった 。ぼんやりした視界の中彼の顔を捉えては手を伸ばし頬に触れる 。彼の質問に答えるより前にポツリ呟く 、今までその言葉を口にすることは多かった 、でも感情がこもったその一言は小さくも力強く 、彼の目を愛おしそうに見つめる 。『 ずっとそばにいたい 、1番になりたい ... 特別になりたい 』ポツポツと言葉を並べると力尽きたように手は床へ落ち )
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