匿名さん 2019-08-16 12:05:06 |
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…して、いいの?
( 涙を拭う親指に合わせ視線を動かし、再び胸の中に収まる。先程以上に近く感じる温もりが、とてつもなく優しくて甘えてしまいそうになる。すると降ってきたのは思ってもみない言葉。視線をあげるのも恥ずかしい。肩に額を寄せ小さく呟きを返す言葉は問いではあるが、嬉しさが滲み出ていて。『 じゃあ、おはようと、いってらっしゃいと、おかえりなさいと、おやすみの口付けをしたい 』少しの間を置いてから少しだけ子供が我儘言うような口振りで願いを口にする。『 もちろん、私からするけど…たまにはカカシからもしてほしいって願うかも 』さらに付け足した言葉から滲み出てくるのは不安、なのだろう。これが嘘だったら?自分に同情してくれているだけだったのなら?『 こういうの嫌でしょ? 』だったら嫌われるまでだ。これでも良いと言ってくれる可能性は低い。気持ち悪いと引き離されるだろうか。それでも、最後の言葉を付け足せば顔をあげようとして )
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