Codependency　（ 〆 ）　

なぁに言ってんだ、傷一つ惜しむような顔じゃねえだろうよ。寧ろお前に付けられた傷なら、間違いなく一生大事にする。( 自身の要望に対し渋る様子を見せた相手に眉を顰めるも、次の瞬間胸を張ってそう言い切れば得意満面の笑みを浮かべ )
一言じゃ足りないかと思ってなぁ、……続きは要らねぇって？まぁお前が拒絶しても、言いたい時に勝手に言うつもりだがな。照れてる顔見てぇし。( 不要だと言われようがあっけらかんとした態度のまま、さも愛おしそうな声色で性懲りもなく相手を揶揄し )
して良い、……っつーか今直ぐにでも寧ろされたい。あわよくば泉が全部俺の面倒見てくれるっつー条件付きで。( 絡められた小指を見詰め、指切りげんまんを唱えながら手を上下に揺らし。子供騙しの契りを交わすなり相手の口から飛び出た単語に却って瞳の輝きが増し、一息に都合の良い条件を提示し )
違うだろォ、虐めてんじゃなくて可愛がってんだよ。( 背後から覆い被さるように抱き締める形で相手を腕の中に閉じ込めたまま、身を捩り脱出を試みる相手の耳に吐息を吹き掛け )
今ですら骨抜きにされてンのに、んな事言ったら俺散々欲張るけど良いのかよ。──まぁ、楽しみにしてるわ、泉。( 喜ばしい返答に満足気に口角を上げると、照れ隠しも兼ねて相手の両頬を摘んで引っ張り、反応をうかがって )

俺が変態認定されんのは、確実にお前のせいだけどなぁ？泉と会う前はもっと良識ある良い大人だったわ。( 呑気に笑顔を浮かべる目の前の彼こそが、己が暴走する原因である事に苦笑しつつ、文句を垂れつつもこれが己にとって人付き合いにおける良い変化である事は確信していて )