《 隠れんぼ 》〆

________ 春田 薫 ,


全然 、俺が寝てる方が悪いんで 。
( 謝罪を口にする相手に 、適当に近辺を整理しながら自分が悪いのだと述べて 。ふと 、相手の姿を捉えれば自身の絵を見ている 。人に見られるような作品ではない 、自分の中途半端な心がでている 。どちらかといえば見られたくない気持ちもあって 『 あの 、暇な日また来てください 。良ければモデルになってほしいんで 、検討しといてください 』 相手が見ている絵を横から手を出し引っ込めて 、相手の視線を絵から離すように 。一つ提案してみれば小首を傾げて )



________ 杉本 佐一 ,


わーい 、いただきまーす 。
( オソマ 。彼女は味噌をそう呼ぶ 、本当の意味を知ってるだけに何とも言いづらい部分はあるがここは喜ぶ態度をとるべきだと笑顔で手を合わす 。彼女の掛け声と共に料理を口にする 。彼女の笑顔に急かされるようにお味噌汁を口に含み 、うまい 、思わず口に出して 。 『 アシリパさんは料理上手だなー 』 緩んだ頬は戻ることなく朝食を平らげていく 。目の前の彼女はなんだかご機嫌で 、それがなぜなのかと問いかけるように首を傾げて )
アシリパさん 、やけにご機嫌だけどどうしたの？