匿名さん 2019-08-14 13:14:46 |
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赤葦京治 side
(何故この場に自身がいるのか、絵の具特有の鼻を劈く匂いに顔を僅かにしかめ、未だに踏み入れたことの無かったこの美術科棟の一角で先程から迷路のように同じ道を行ったり来たりを繰り返している。事の発端はつい数分前、午前中には終わっていた講義に午後から待ち受けるバレークラブへと備え昼食を摂る予定だったのだが運か不幸か、教授のパシリとして使われてしまっていた。彼が言うには大きめの白画用紙を所望しているらしいが…「…誰に言えばいいんだろ、」はっきりいって此処の科で知り合いなんて一人もいない、先程から数人にすれ違いはするものの初対面ともあり声が掛けずらい。仕方ない、近くのコンビニまでダッシュで買いに行くか…お金は後で請求しよう。そう諦めかけたその時だ偶然踏み入れた散らかった部屋で倒れている貴方を見つけたのは、「ちょッ!?大丈夫ですか?」薄暗いからか顔色が悪く見えていたのも相まって倒れているその姿へと咄嗟に駆け寄る。その黒髪を払い除けてグッと顔を近づけた。)
アシリパ side
─────おい、起きろ!杉本!休みだからっていつまで寝ている気だ、もう昼にもなるって言うのにこのだらしのない奴めッ。
(見慣れた部屋、少しゴミが錯乱する部屋だが始めてきた時よりはマシになったように見える。慣れたように布団を深く被る塊へと飛び乗れば容赦なく己の拳をお見舞いしてやった。せっかく晴れた休日、手早く朝の支度とフチとの朝御飯を済ませなかなか起きてこない隣人の部屋へとやってきたのだが…寝てばっかだと頭からキノコ生えるぞ!、と小言を挟みながらカーテンを開け高く昇った眩い太陽の光を未だ眠るそいつへと当ててやる。「…いい天気だ。ほら朝飯持ってきてやったから顔でも洗ってこい。」そう言いのけて自身は台所へと姿を消した。)
(/では、宜しく御願い致します!うるさい文になりましたが絡みにくい等あれば仰ってくださいませ!)
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