神崎 棗 2019-08-12 22:16:05 |
通報 |
( 余程疲れているのであろう彼にどう労いの言葉を掛ければ良いものか探るうち、聞き捨てならない誘い文句が耳に飛び込んで来て。「 ッえ、 」思わず漏れ出た声と共に、もはや隠す気も恥じらいもなく期待の眼差しを向けるが、冗談だと分かれば幾度か瞬きをした後力が抜けたように肩を落として「 本っ当、叔父さんの冗談って心臓に悪い…… 」今になってつい先程の自分の反応が恥ずかしく思え、ガシガシと後頭部を掻いて誤魔化すように振る舞い ) ーーとにかく、いってらっしゃい。
トピック検索 |